【プロフィール】
山﨑拓巳 Yamasaki Takumi
2000 1月31日生まれ
2018
武蔵野美術大学 油絵学科油絵専攻 入学
2021
武蔵野美術大学 油絵学科油絵専攻 卒業
【展示活動歴・受賞等】
2021
1月 卒業・修了制作展『研究室賞』/東京
2022
12月 長亭ギャラリー2022展/東京
2023
4月 ACTアート大賞展2023『優秀賞』/東京
5月 SICF24 EXHIBITION部門/東京
8月 ACTアート大賞展 優秀賞グループ展/東京
9月 第58回神奈川県美術展/神奈川
10月 美の舎学生選抜展2023『奨励賞』/東京
11月 Idemitu Art Award 2023/東京
FACE2024/東京
2024
5月 Bunkamura Gallery Selection 2024/東京
9月 Gallery美の舎個展 切り身の風景/東京
2025
3月 Art Central/香港
【その他】
2016
第66回学展 入賞/千葉
平成28年度千葉県愛鳥週間ポスターコンクール 佳作/千葉
カナダ・ヴィクトリア語学研修 二週間滞在
レタリング技能検定 三級取得
色彩士検定 三級取得
2018
小学校朝鑑賞作品 提供/武蔵野美術大学、東京
2019
組成室参考作品 選出/武蔵野美術大学、東京
2020
浦安に住みたい!市民ライター
2023
高洲公民館 展示/千葉
メタセコイア キョウマチボリアートフェア公募参加/Webサイト上
代官山NOMAD 音楽ライブ演奏中に展示/東京
【ステートメント】
私は油絵作品を主軸として、食事や料理を観察する中で生まれた"切り身"という独自の概念と、都市部の人工的な自然における新しいアニミズムについて作品化し、制作している。
私にとって食事は幸せの根底にあるものであり、友人や家族との繋がりを絶やさない機会だと考えている。食は生命維持に必要不可欠であり、全ての人間が該当するという意味ではとても広い教義があるのではないだろうか。私達人間は食という行為を更に発展させて、食事、料理という文化的・宗教的側面を帯びた非常に複雑なコミュニティを日々、形成している。
独自の概念である切り身はそうした食事的な感覚をドローイングなど、作品にしていく中で生まれた。切り身とは便宜上そう呼んでいるだけであって、それは実際のモノである必要はなく、切断して物事が違って見えるものであればなんでもいい。物事の切り口、多角的な視点とも言えるかもしれない。
何かを切断した時、元の意味は希薄になり、別世界へのトンネルが開かれると私は考えている。例えば魚の切り身。ヒレや頭など五体満足だった身体は解体されバラバラになり、見る角度によって全く違う表情をみせる。切り身を初めて見た時を思い出して欲しい。果たしてそれを魚と認識していただろうか。ただの耳にでも見えたかもしれない。これは偶然だが、日本の食卓のイメージとしてよくシャケの切り身が上げられる。そういう意味でも切り身は潜在的なイメージとして古来から存在しているものの筈であり、それは鑑賞者との接点として機能するのではないか。
私は人工的な街で生まれ、その反動でいつも有機的なものを求めている。ただ人里離れた超自然的な森にあまり興味はなく、あくまで整備された植栽や公園といった人工的な場所に興味がある。一見その様な場所は虫が駆逐され、都合よく景観が作られだけの場所と感じるかもしれない。だが、私には何か見落としがあるのではないか、何か独自に形成されたものがあるのではないかと見る度に疑って止まない。それは所謂アニミズムのような感覚に近いのかもしれない。
キャンバスは全て自作しており、絵の内容に合わせて角を丸くするなどの処理を施し、既存の四角だけではない可能性を探求している。また市販のキャンバスに多く用いられている黄金比以外の比率、白銀比や青銅比を使用したり、木枠の厚みに変化つけるなどして、絵画の見え方について疑い深く注視している。